ホワイトニングの種類

歯科医院で行う治療から市販の歯磨き粉まで、ホワイトニングという言葉は広く使われていますが、本来の意味はどのようなものでしょうか。ホワイトニングの意味と施術の種類を知り、確実な効果の得られる方法を選択しましょう。

歯のエナメル質に付着した有機物の着色を分解して、漂白するということがホワイトニングの本来の意味です。

歯科医院のホワイトニングは、漂白効果を持つ過酸化水素が含まれた薬剤を使用するのが特徴です。

日本の薬事法では、歯磨き粉に過酸化水素を配合することが禁じられています。従って、ホワイトニング効果を謳った歯磨き粉を使用しても、歯の表面の汚れを落とすクリーニング効果は期待できますが、本来の意味でのホワイトニングはできません。

歯科医院で行うホワイトニングの施術は三種類あります。まず、歯科医院にて施術を行うオフィスホワイトニングです。高濃度の過酸化水素を使用し、短時間で歯を白くできます。次に、自宅で行うホームホワイトニングです。

歯科医が作成したマウスピースを使用し、時間と手間がかかりますが、自然に仕上がります。最後に、両方の施術を合わせたデュアルホワイトニングです。最も高い効果が得られますが、やや費用がかかります。ちなみに私は大阪でホワイトニング施術を受けましたが、その時はオフィスホワイトニングにしました。

料金は10分を3回照射で4万円くらいでした。個人的には満足した出来になっています。自分の理想の歯に近づくためには、専門的なアドバイスを受ける機会が必要です。どの方法が自分のニーズに合うのか、まずはお気軽に歯科医に相談されてみてはいかがでしょうか。

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審美歯科の選び方

歯医者と言えば虫歯の治療をする所というイメージが強いと思いますが、歯の見た目を美しくするための歯科治療を審美歯科と言います。

ホワイトニング治療もその一分野で、一般の歯科と異なり保険適用外です。それなりに費用がかかるため、審美歯科を選ぶ際は慎重に行いたいものですが、どのようなポイントで選べば良いのでしょうか。

審美歯科の治療にとって、最も重要なのはカウンセリングです。ホワイトニングと言っても、ただ真っ白にするだけでは人工的な印象となり、美しい歯になるとは言えません。一人一人の理想の歯のイメージを尊重し、かみ合わせや歯茎の健康などもチェックした上で、「天然」の白く美しい歯に仕上がるよう、納得の行く丁寧なカウンセリングをしてくれる医院を選びましょう。

そのほかに、審美歯科治療の設備が整っているかどうかも重要です。医療の世界の中でも審美歯科治療は進歩が非常に速い分野と言われ、新しい技術や設備を常に取り入れている医院かどうかによって仕上がりも異なってくるので、チェックが必要です。

また、ホワイトニングはアフターケアも重要なので、メンテナンスをしっかり行ってくれるかどうかも見極めのポイントです。初回は無料カウンセリングを行っている医院も多いので、どんどん足を運ぶと良いでしょう。

見た目の美しさだけではなく、健康な歯を手に入れるために心から信頼できる良きパートナーを選びましょう。